2013年6月1日土曜日

ちょっと心が暖まる話。 「さや姉は特別に強い人じゃない。 実直で純粋でとても優しく、他人の痛みがわかる人」


岩手県下閉伊郡山田町のNPO団体が、やまだまち48というジオラマ制作をしているのはご存知でしょうか?
2011年にAKB48が被災地訪問したことをきっかけに、山田町にある実際のお店やAKB48グループメンバーのお店が並んだ、夢の山田町「やまだまち48」のジオラマ制作が始まりました。


さや姉がリクエストしたお店は楽器屋。リクエストした時のエピソードはこちらの記事をお読みください。
写真にもありますが細かいところまで凝っていて、クオリティの高さにジオラマを楽しみに待つこどもたちへの愛情が感じられます。

今回、そちらのNPO団体の方が握手会でさや姉に楽器屋の完成の報告をされたそうです。


kiba maburitto
被災地訪問を続けてくれているAKBGの皆さんに対して、
地元の子供たちの預かったお礼や伝言をしたレポを書いていきたいと思う。

※ちょっと長い記事なので時間のある人のみ読むことを推奨するぞ。

子供たちの伝言は様々で、お礼から質問までいろいろとあるんだ。
もちろん、全ての子供たちのリクエストは聞けない。そして、大人の都合で
子供たちを選ばない。子供達が子供達同士で次は誰のリクエストを送るか
みんなで何度も話し合って決めているんだ。
リクエストを託してくれる子たちはそれぞれ震災で深い事情を抱えている。
悩んで、たった数秒の中で言葉を選んでオレやスタッフに託してくれる。

その子供達の気持ちを受け取ったAKBGメンバーの方々の素晴らしい回答を
みんなにも是非とも知っておいて欲しいので、記事にして残そうと思う。

伝言やメッセージを託すことになったいきさつや詳細等は
前の方の記事内にある【北原里英さん編】を読んでくれれば有難く思う
今回は【NMB48 山本彩さん編】だ。

現在、山田町の観光施設「とっと」ではこどもたちの提案した
未来の楽しい町をイメージしたジオラマの製作が続いている。

3月11日、山田町に訪問してくれた松井玲奈さんからも
ジオラマに「やまだまち48」の名前も付けてもらった。

製作を見守り、影から応援してくれている全国の48ファンの方からの
ジオラマ基金のおかげで、こども達の思い描いた町は進化し続けている。
このジオラマは見る人や訪れる人に次々と不思議な出来事をもたらしている。
それは偶然や必然という言葉では説明できない奇跡的なことばかりだった。
そのためか、こども達は「幸運を呼ぶジオラマ」と呼ぶようになった。

こども達が震災からずっと応援や励ましを行ってくれたメンバーさんへ
恩返しのために、メンバーさんがリクエストしてくれたお店や建物を
ジオラマの町「やまだまち48」に製作し続けている。

前回、山本彩さんにどんなお店がいいかと聞いたところ、
「楽器屋で!」とのリクエストがあったので製作を開始し、
ついに5月半ばに山本彩さんの楽器店ビルが完成した。

リクエストのお店が完成したことと、いつも応援してくれる
お礼の伝言にとこども達の言葉をもって、オレは握手会に向かった。

【NMB48 チームN 山本彩さん編】 

※読みやすいように会話は「さや姉」と表記することをお許し頂きたい。

今回は奇跡的に複数枚の握手券が取れたので、安心していた。
さや姉の2011年5月22日の山田町訪問から二年が経った。
しかし、さや姉はそのことをいつでも忘れていなかった。
それが地元のこども達に愛されている確かな理由でもある。

さや姉は人気だ、今は個別握手もなかなか取れない。
今までも数回しか握手できていないが、その度に
さや姉はこども達の伝言やリクエストに実に的確に、
愛情と優しさを込めて全力で答えてくれた。

今回は伝言もあるが、メインは建物の完成を報告することだ。
そう考えて、緊張はしないようにと列に並んだ。

オレ「いつも大変にお世話になっています!」

さや姉「あ!キバさん!来てたんですね、いつもどうも!」

オレ「ふぁっ?!今まで一回も名乗ったことはないハズです?!」

さや姉「ふふっ、玲奈さんと連絡とって話したりいろいろ聞いたり、
けっこう情報を交換して話しているんですよ。
だからジオラマも記事もニュースも情報も
自分で調べたりしていますから知っているんです」

オレ「なんとありがたい・・自分で調べていたんですか・・」

さや姉「いえ、本当に色々としてくれていますね、ホントに嬉しいです、
みんなも私も感謝しているんです。素敵です」

オレ「おお、ジオラマも見てくれていたんですね、これがさや姉の
楽器店・・いや、ビルになりました」

さや姉「(写真を見る)・・ありがとう。・・ありがとうございます、
こども達、みなさんに伝えてくれますか?ありがとう!って」

剥がし「そろそろ終了でーす」

オレ「任せてください、必ずに伝えます!」

さや姉「キバさんも無理をしないように、みんなにもですよ、
わたしはずっと必ず見ていますから、みなさんも元気で!
また会える日を楽しみにしています!」

※プライベート情報の部分があったので、一部省略。

さや姉が最後まで話をしながら手を離さなかったので、
久しぶりに剥がしスタッフさんに剥がされてしまった。

さや姉は自分でジオラマのことを調べていて知っていた。
それだけじゃなかった、山田町に関しても調べていた。
玲奈さんと連絡を取り話していたのだ。ありがたい事だった。

こども達いわく、さや姉は特別に強い人じゃない。
実直で純粋でとても優しく、他人の痛みがわかる人だと言う。

オレ自身も今回の件でそれがよく分かり、頭が下がる思いがした。

ジオラマの「やまだまち48」にはNMB区画があり、町の商業区だ。
その中に立つ「ヤマモトミュージックビル」。

きっとジオラマでは多くの音楽を愛する人々が集っているだろう。

この場を借りて、山本彩さんとファンの方にお礼を述べさせて頂きたい。

ジオラマの町に音楽を、こども達に愛をありがとう!

Google+での投稿はこちら
ぜひ何か感じたらコメントやプラス1して欲しいと思います。

こども達は敏感で、大人の何倍も聡い時がありますね。かなりさや姉の本質を見抜いてるんじゃないでしょうか


他のメンバーがリクエストしたジオラマなども、kiba maburitto さんのGoogle+ページで見られます
NPOいわて・郷プロジェクトのHPはこちら (イベントページにジオラマに関する情報が載っています)

AKB48グループでは現在も誰かのためにプロジェクトを継続中です。
メンバーや、同じ48グループファンの活動を通して少しだけでも震災復興を身近な問題として受け止めることが大切なのだと感じました。

2 件のコメント:

  1. はじめてコメントさせていただきます。
    キバさんの握手レポート記事にしてくださりありがとうございます。この活動が広く伝わることがとても嬉しいです。

    もしよろしければ、山本さんが楽器店とリクエストした時の握手レポートも記事にしていただけないでしょうか?
    【NMB48 山本彩さん編】
    https://plus.google.com/u/0/102177105988330197362/posts/Vq9E6atyJyC
    お忙しいとは思いますが、ご検討ください。

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  2. コメントありがとうございます
    拙い文章で恐縮ですが、追記させていただきます

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